1985年製作のアメリカ映画。
監督は『スターウォーズ/ジェダイの帰還』のリチャード・マーカンド。
脚本は『フラッシュダンス』で一躍注目され、
後に『氷の微笑』で大ヒットを飛ばすジョー・エスターハス。
主演はグレン・クロース&ジェフ・ブリッジス。
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あらすじ
嵐の夜に海辺の別荘で起きた猟奇的殺人事件。
被害者はサンフランシスコの出版王の孫娘で、
ギザギザの付いたハンターナイフでメッタ突きにされていた。
さらにメイドが死体で見つかり、
被害者の夫・ジャック(ジェフ・ブリッジス)は殴られ昏倒した姿で見つかる。
事件を担当する地方検事・クラズニー(ピーター・コヨーテ)は、
当然っちゃ当然の如く、ジャックが怪しいと睨む。
やがてクラズニーはジャックを妻殺しで起訴するが、
「はい、私が犯人です」なんて言うはずもなく、ジャックは無罪を主張。
敏腕弁護士・テディ(グレン・クロース)を雇った。
かつての上司・クラズニーと対決するテディ。
昔馴染みの探偵・サム(ロバート・ロッジア)の協力を得て、
二転三転の末、裁判を勝利に導くのだが――という話。
感想
いわゆる法廷ものであり、サイコサスペンスでもあり、
はたまたラブストーリーでもある映画。
アメリカではヒットしたけど、日本ではそれほどでもなかったんちゃうかな。
その理由の一つは、テディに感情移入できるかどうか。
なんちゅうか、見た目が凄いオバハンっぽい(笑)
実際、40歳手前ぐらいだと思うけど、この頃。
なんやろねえ、メリル・ストリーブやったら、そこまで思わんのよね。
あと、依頼人と寝るのがどう感じるかでしょうな。
たぶんこれ、脚本はもっと面白いんとちゃうかな。
悪くはないけど、まあそうでしょうねえみたいな話になってく。
なんか仕掛けが足らんなあというか。
ミステリー映画を見慣れている人にとっては、
スパイスが足らんわねえって印象を受けると思う。
この頃、時代的にはロス疑惑の頃だねえ。
あれって、結局何だったのやら。
全容解明されたとは言えんよねえ。
世の中、まだまだ未解決なことが多いけど、
なんやかんやで真相は藪の中のまま、時間だけが過ぎていくんでしょうな。