1966年の映画。
マカロニウエスタンの地位を不動のものにした衝撃的作品。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじと感想
舞台はまたまた南北戦争後。
流れ者ジャンゴ(フランコ・ネロ)が元南軍の残党や
メキシコ反乱軍を相手に大銃撃戦を繰り広げる。
ジャンゴがぬかるんだ荒野を棺桶引きずりながら現れる。
ホラー映画とちゃいまっせ。
冒頭から殺戮の嵐、凄絶なリンチ、これぞマカロニウエスタン。
神父の耳を切り落として食わそうとするシーンは相当抗議受けたらしい。
セルジオちゃんの「荒野の用心棒」がマカロニ発祥だが
こっちの方が正統派じゃ~と評価する向きも多い。
例によって続とタイトルについてても
クリちゃんの映画とはま~ったく繋がりはない。
そもそも観方を変えればジャンゴと娼婦マリアのラブストーリー。
人生に疲れもう女なんか興味ねえよという感じのジャンゴが
マリアに出会ったことで生きがいを取り戻していくなんてのは
古今東西よくある話だけどそれでもノレるんだなこれが。
やっぱり普遍的な部分は大切である。
音楽と棺桶から機関銃取り出し撃ちまくる姿がいつ観ても衝撃的。
最初深夜映画で観た時びっくりしたもんな。
腕潰されようが何しようが最後はガンファイト。
ジャンゴのキャラクター作った人の勝ちだねこりゃ。
吹き替えが次元の小林清志さんてのがこれまたいい。
悪党が憎たらしいんだよなあ。
殺されてザマーミロと思える悪役って最近少なくなった。
KKKかあんたらはという赤い頭巾の男達だが
実はこれ不気味に思わせる演出というより
予算が足んなかったから人数おらんのよね。
で、おんなじ人間が何回も出てるのを隠すための苦肉の策。
ある時は殺され、またある時は殺す側。
どっちにせよジャンゴにぶち殺されるのだが。
撮影は大変だ。
音楽が盛り上げてくれること。そりゃサブちゃんも歌うわな。
しかし、何で棺桶なんかねえ・・・