1975年放送の土曜ドラマシリーズ。
主演は山本陽子。田村高廣、火野正平、野際陽子、渡辺文雄、佐野浅夫など豪華。
あらすじ
深夜に起きたトラックの事故。
会社重役・山西(渡辺文雄)の家に、運転手・山宮(火野正平)が突っ込んだのだ。
事故処理担当・高田(佐野浅夫)は山宮を連れて詫びに。
しかし、それは単なる事故ではなかったから驚き桃の木山椒の木。
山西の妻・三千代(山本陽子)の浮気調査をしていた
興信所の所員・浜口久子(野際陽子)が、
夫の留守中に三千代が家に連れ込んだ浮気相手を調べるために起こしたもの。
ところが、その浮気相手は所長・加納(田村高廣)だった。
数日後、山梨で山宮と久子の死体がそれぞれ離れた場所で見つかる。
捜査は別の事件として扱われるが、高田はあることから疑問を抱く――という話。
感想
ザ・サスペンスメロドラマ。
田中陽造脚本らしさ全開というべきか。
書いたものはもっとドロドロしてたかもしれんけど。
なんちゅうても出演者が豪華。層が厚いというか。
山本陽子&火野正平とくれば、我々世代にはハングマンV。
闇に舞う蝶・パピヨンと、火野さんは何やったっけ、エジソンか。
「連想ゲーム」渡辺文雄さんは一連のインテリヤクザ役はそろそろ終わりかけぐらいかな。
佐野さんは『県警対組織暴力』の頃かな。あの映画というか脚本が好き。
キャロル聴きながら仕事している千昌夫さん、
遊園地の汽車を掃除中の原作者・松本清張さんも登場。
この土曜ドラマシリーズはヒッチコックみたいに出てんだよね。