1990年放送の名探偵ポワロシリーズ第13弾。
原作は同名の短編ミステリ。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
モノポリーにハマったポワロ。
ヘイスティングスに負けまくるもので、
ルールに文句言いながら勝とうとする。
銀行に行ったら行ったで、
444ポンド4シリング4ペンス預けているはずの金が、
なぜだか残高不足でおかんむり。
間違っとるやんけゴラァ!と関西弁でもなければ怒鳴るわけでもないのだが、
とにかく激怒している最中に、妙な会話をしている頭取・ピアソンを見た。
その夜、事務所にピアソンが訪れたので、
昼間のことを詫びに来たんか、ようきたのワレ、
と思いながら話を聞いてみると、どうやら違うらしい。
ピアソンはウー・リンという実業家が
失踪している事件の解決を依頼しに来たのだった。
ところが、ウー・リンはチャイナタウンで死体となって見つかる。
ジャップ警部と捜査を開始したポワロの灰色の脳細胞が働き始めて――という話。
感想
モノポリーがだんだんうまくなっていくポワロ。
だいたい、天才というのは覚えるまでは時間がかかるが、
一度覚えたらすーごく才能を発揮するもんなんだろう。
この時代、イギリスにもチャイナタウンがあったんですな。
阿片戦争後に移住してきた移民とか船乗りが集まって。
ヘイスティングスとミス・レモンは株のお話。
まあ、モノポリーもある意味資産運用みたいなもんか。
容疑者も株式仲買人だしね。
いつの時代も投資はあったのだ。
貧乏人にはさっぱりわからん世界だけど。
それなりに密度のあるお話。