1971年放送のアクションドラマ。全13回。
続発する国際的な犯罪に対して、
警視総監の肝入りで結成された秘密捜査機関「ターゲットメン」が立ち向かう話。
主演は小林旭。テレビドラマの主演はこれが初めてだった。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじと感想
主要メンバーは次の通り。
中西五郎・・・小林旭。アクションはさすが。
新山伸吉・・・若林豪。若いような老けてるような。
北川屯二・・・大石悟郎。コッキーポップと赤いシリーズのイメージ。
芳村かおり・・奈美悦子。ただの連絡係なのがもったいない。
ゲストは上月晃、近藤宏、浜かおる、菅井一郎、上野山功一、山岡徹也など。
タイトル通り殺人依頼を引き受けている組織をぶっ潰す話。
出だしから額ぶち抜かれる山田禅二。
そして死体を隠す梅津栄。不気味すぎる。
メンツが日活感満載。上野山さんも最初日活だったねえ。
ボーリングブームを受けてのシーンが見られますな。
ゲストは上月晃、佐藤充、多々良純など。
タイトルはウルトラマンから取ったのだろうか。
ブラジル帰りの海賊か殺し屋か知らんが、
どっちかというとメキシコから逃げてきたのかアンタは状態なのが佐藤充。
最後にはとーぜんアキラと対決してくれる。
ゲストは今井健二、長谷川明男、清水元、大泉滉、富田仲次郎など。
シンジケートに渡ろうとした360億を巡っての争いの話。
元レーサーの長谷川明男と若林豪の奇妙な友情、
ヘリからトラックに乗り移る小林旭のアクションが見どころ。
ゲストは睦五郎、山本豊三、高島稔、浜田ゆう子、森秋子など。
復讐に燃える三兄弟VS小林旭のお話。
西部劇風というかマカロニウエスタン風というか。格好も含めて。
ゲストは上月晃、宍戸錠、赤座美代子、内田朝雄、山本麟一、田口計など。
密輸ルートを巡る勢力争いに巻き込まれた幼馴染の兄妹の話。
脚本・監督は中島貞夫。ムーディーな雰囲気が魅力。
焼き鳥屋のメニューが煮込み60円。さすが50年前。
メンバーの豪華さと設定の良さが光りますな。
清水まゆみ、長沢大、大辻伺郎、弘松三郎など。
草加五郎と名乗る爆弾魔が東京タワーを爆破すると予告電話。
周辺の施設から身代金、さらに・・・って話。
中畑のおばさん、清水さんも日活ですな。キレイだよねえ。
ゲストは高城丈二、石浜朗、八名信夫、細川俊夫、園佳子など。
鳥羽で繰り広げられる真珠を巡ってのドンパチ。
監督は長谷部安春。らしいっちゃらしい作品。
ゲストは川辺久造、国景子、河野秋武、浜田晃、武藤章生、山岡徹也など。
ある町を自分とこのタウン化しようという(現実を先取りしてるな)
青竜会日本支部の企みをぶっ潰すターゲットメンのお話。
視力を失い大ピンチの若林豪、馬に乗って駆け付ける小林旭が見どころ。
ゲストは郷鍈治、原良子、三条泰子、野呂圭介など。
麻薬組織にかつての恋人が関わっている話。
やっぱり小林旭メインに話が回るといい感じになるのよね。
ゲストは山本麟一、中田博久、藤田みどり、北原義郎など。
ともにラグビーで汗を流した大学時代の友人が
実は武器密造工場の黒幕だったというお話。
山本麟一リターンズ&キャプテンウルトラ中田さんが魅力。
ゲストは吉田輝雄、徳大寺伸、大堀早苗、木島一郎など。
父親の復讐に燃え悪の道に入った吉田さん暴走しまくり。
さすが異常性愛路線を担ったお方である。
ゲストは葉山良二、植田峻、長谷川弘、杉江廣太郎など。
ターゲットメンの作戦に噛んできて
実は悪者・葉山良二VS小林旭の対決が見せ場。
これが一番面白いかなあ。いろいろシーン的にも。
ゲストは安部徹、江見俊太郎、大泉滉、真木沙織など。
囚人脱獄させてゴムマスク取ってぶち殺し、
それを使って事件を企てていくって話。
設定はなかなか面白いと思うねえ。
全体的に面白いことは面白いんだけど、
なんちゅうかね、もっさり?もっちゃりしてる気がする。
「東映×日活」ってのは一つの魅力なんだけど。
ヤマタケさんの音楽がハマるシーンとハマらんシーンの落差が大きいような。
特に地方ロケなんかイマイチ合わんのよね。
無国籍的なキャラとか話とかあんだけどそれもねえ。
人物名もちょっとなあって思うし。
タイトルといい大人向けなんか子ども向けなんか
はたまた若者向けなんかそのあたりもはっきりしない。
小林旭のアクションはやっぱりカッコいいけどねえ。
スタント無しでやってますからな。
都会に絞ってやった方が成功したんちゃうかなあ。
たぶんいろいろ規制が厳しくなってきて
都会でアクションが撮りづらくなったとか理由はあるんだろうけど。
こういう設定は今の方が珍しいから、
案外今やった方がウケるかもわからんね、やり方次第では。