北大路欣也バージョン最終第6作目。
通算でいえば31作目である。1990年4月放送。
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あらすじと感想
同じ原作は映像化しないのが不文律だったが
さすがにこんだけ続くとネタがなくなってきたのか
「魔術師」を映像化した初期の名作「浴室の美女」をほぼそのままコピー。
しかし、出来は最悪。
なんつってもキャスティングが地味。
天知茂→北大路欣也
夏樹陽子→佳那晃子
西村晃→日下武史
高橋洋子→山本ゆか里
見よ、この地味さ加減。バブルの時代の作品とは思えん。
内容を一言でいえば
宝石商一家に魔術師と名乗る男が復讐しようとする話。
冒頭から働かずボート漕いで呑気に遊んでいる明智くん。
事務所はどうやってなりたっとんのだ。
雨宿りしてて出会うのが謎の美女、玉村妙子。
稲妻が光り雨が降りしきる中、なぜか踊っている。
・・・・・・頭大丈夫か。
で、美人におせっかい大好き明智くん。
聞けば恐ろしい夢を見るらしい。誰かが私たち一家を狙ってるんです。
まあ、わざとらしい。
しかし、悪者に連れ去られる明智くん。
船からダイビングして逃げ死んだことにして変装といういつものパターン。
ま、そんなこんなあって犯人は明智くんの胸の中で美しく死ぬと。
とにかくチープ。
坂上二郎の浪越警部もあまりにもアホすぎる。
これで北大路欣也版が終わりになったのも納得。
逆に「浴室の美女」と見比べて
いかに演出・俳優・脚本・その他充実してないと
面白い作品ができないかを感じるにはいいかも。