1989年本国放送の名探偵ポワロシリーズ第7弾。
原作は「船上の怪事件」。
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あらすじ
今度は一人ではなくヘイスティングスとともに
エジプトのアレキサンドリアに向かう客船に乗ったポワロ。
女性たちにクレー射撃の話しかしない
ヘイスティングスに辟易しながら旅は続いた。
何日も一緒に過ごしていると
誰かしらイラつく奴は出て来るもの。
みんな仲良くなんてことはありはしない。
人間社会なんてそんなもんだ。
というわけで大佐の夫・ジョンを
召使かなんかのように扱う病院経営者・アデリーンにみんなの目が。
ある日、立ち寄った港でみんなが観光に興じる中、
そのアデリーンが胸を刺されてお亡くなりに。
部屋から現金と前夜身につけていた貴金属が盗難に遭い、
さらに部屋には鍵がかかっていてどうなってるの状態に。
船長から捜査を依頼されてポワロの灰色の脳細胞が働き始める――という話。
感想
45分ものの中では結構好きなエピソード。
スタンダード・ポワロというか、
みんな集めて謎解きなどシチュエーションが揃っている。
やっぱりポワロはこうでないとアカンぞみたいな。
ま、正直犯人はすぐに見当がつくし
トリックもミステリが好きな人なら難しくはない。
今回、ヘイスティングスはクレー射撃のことしか頭になく、
ワトソン役にもなりゃせんのだが、でもなんかおってほしいキャラ。
ラストはほろ苦いと言えばほろ苦さがあるけど
ポワロが「殺人は許せません」って語るとこがいいですな。