1983年放送のシリーズ第4弾。
ゲストは沖雅也、小池朝雄、夏木マリ、かとうかずこ、江藤潤など。
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あらすじ
毎度おなじみ子どもの三太と出会う浪人(三船敏郎)。
「この子をたのむ」と書かれた文を見て、
三太の父親を探す浪人だが、すでに斬られた後だった。
斬ったのは名主の三右衛門(小池朝雄)に雇われた浪人・仙十郎(沖雅也)。
三太が持っていた金で一宿一飯の恩義にあずかった浪人は、
翌朝、叔母・ゆき(かとうかずこ)のもとに送り届ける。
しかし、ゆきと百姓・作造(江藤潤)はいい顔をしない。
浪人を三右衛門に雇われたものだと思っていたからだ。
自由人な彼が宿場の寂れた店に入ると、
昼間から飲んだくれているお紋(夏木マリ)がいた。
そこで浪人は仙十郎と再会。
連れられて行った屋敷で三右衛門にぜひお仲間にと誘われる。
名前を聞かれて赤猫鯉衛門と名乗る浪人。
例のごとく争いに巻き込まれるが、三右衛門に一服盛られ窮地に――という話。
感想
メンツの豪華さはシリーズトップクラスの本作。
なんちゅうても小池朝雄&沖雅也の存在はデカい。
赤猫さんに一服盛る狡猾さはさすがコロンボ小池。
夏木マリさんにもかとうかずこさんにも言い寄る様はこの方をおいて他にはない。
まだ全然お玉感のないかとうかずこさんに、
意外と時代劇出演は少ない夏木マリさんというツートップはやっぱりキレイ。
今回も速攻斬られる平泉征さん、代官の外山高士さん、
亀吉役の殿山泰司さんなど適材適所な感じ。
極めつけはくその役にも立たない坊主の早川雄三さん。
ひたすら我慢と他力本願の男。ああいうのいるよねえ。
前半は正直だるさもあるけど、各人のキャラがいいのでそれほど目立たない。
一服盛られてからのサスペンスは、まんま『用心棒』に近い。
終盤のアクションもまあまあ(全盛期に比べれば比較もできんけど)だが、
それだけにラストの三船敏郎VS沖雅也の決闘は賛否両論あるかも。
この村ホントに良くなったんかいなという気になる。
ま、鯉衛門のおじさんにはそんなことは関係ないのだろうが。