1960年8月に公開された東映オールスター映画。
当時の金で2億を超える配収を上げ、同年の邦画配収ランキング第7位。
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あらすじと感想
映画しか娯楽のない時代の賜物。
監督は東映京都のトップ監督、松田定次。
脚本は黒澤明が頼りにしていた小国英雄。
日本一脚本料が高かった人。もっと評価されてもいいのにね。
水戸黄門には時代劇の重鎮、月形龍之介。
白いヒゲ面の黄門像を定着させたお方である。
どっちかといえば吉良上野介の方が似合うけど。
助さんは東千代之介。
東映時代劇を支えた一人だったが扱いは不遇な面があった。
しかし当時のスターには珍しくめっちゃ人柄がよかったらしい。
我々世代にはバトルフィーバーJの司令官のイメージしかないけど。
角さんは中村嘉葎雄。
朝ドラ「マッサン」にも出てたしまだまだお元気。
オールスター映画なので
大川橋蔵、片岡千恵蔵、大友柳太朗、市川右太衛門、
丘さとみ、桜町弘子、大川恵子、山形勲。
なんせみんな出てる。左卜全始め脇役もオールスター。
浪人役でチャンバラトリオの南方英二さんが出ているはずなんだけど。
わからん。
錦之介の弟子なんだねえ。
実のお兄さんも出演している。
これだけのオールスターを配分よく登場させるのは相当難しい。
やっぱり小国さんって上手だ。
オールスターの顔ぶれもさることながら構成の妙も楽しめる一本。
DVDになっていないのが残念。アマゾンのビデオではあるんだけどね。