1991年秋クールの月9ドラマ。全11回。
主題歌は中山美穂「遠い街のどこかで…」。
遠距離恋愛をテーマに、仕事と恋の狭間で揺れる女性の姿を描き、
その切ない感じが多くの女性の共感を呼んだ作品。
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あらすじ
主要メンバーは次の通り。
大木美代子(中山美穂)・・・小児科病棟の看護婦。この時代は看護婦だ。
野口雄介(大鶴義丹)・・・昭和乳業の会社員。札幌に転勤。
有本健太郎(森脇健児)・・・雄介の同僚。
浅川雅子(渡辺梓)・・・美代子の親友。
渡辺千秋(七瀬なつみ)・・・美代子の同級生。スチュワーデスと呼ばれた時代。
中西隆一(風間トオル)・・・旅行代理店勤務。
高瀬和人(藤井郁弥)・・・息子が美代子の病院に入院。
古川梢(設楽りさ子)・・・雄介の取引会社の受付。
雄介がスキーで骨折したことがきっかけで出会った美代子。
付き合い始めて一周年のクリスマスを二人で楽しく過ごすはずだったが、
雄介が札幌支店に異動になったと聞かされ、今後に不安を感じる。
離れていても大丈夫だと断言する雄介だが、
札幌へ出発の日に仕事が長引いた美代子が羽田へ向かうと飛行機は飛び立った後だった。
ここから8ヵ月会えなかった美代子と雄介の運命は――という話。
感想
もう30年前になんのね。
ひたすらすれ違うわけだが、それもこれも連絡手段が
美代子の看護婦寮に公衆電話が一台しかないとか時代ならではの原因。
で、外の公衆電話からかけたらめっちゃ電話代がかかる。
テレホンカードがすごーい勢いで減っていったり、
10円玉をひたすら用意する(そのくせ100円玉は使わない)
などの経験をした人も多いことだろう。
今じゃいつでもどこでも連絡が取れる。
もっとも相手が電話に出ればの話だが。
電話で話していれば近くに感じられるのに、
自分と恋人は何百キロも離れた場所にいるという切なさは
今も昔もそれほど変わらんのではないだろうか。
久しぶりに観て思い出したが、
ミポリンの両親は北村総一朗さん&松本留美さんだったのね。
この頃いろんなドラマがあったから記憶がごちゃまぜ。
最終回は二人を逢わせるために周りがいろいろ協力してくれる。
こういうところの流れがいいやね。
それもこれもそれまでの積み重ねがあったればこそだけど。
あとやっとこさ出会ってからの
シーンの見せ方がものすごく参考になるところ。
ああいうとこすっ飛ばして
二人が話すシーンに持っていくドラマが多いから。
そういうドラマ技術も堪能できる作品。
シナリオ集持ってたんだけどなあ。こういう時に見当たらんのよね。探そ。