1973年公開の記念すべき必殺映画第1弾。
ベースの原作は池波正太郎『おんな殺し』。
テレビシリーズでも第23話で映像化されている。
藤枝梅安を演じたのは田宮二郎。西村左内が高橋幸治。
テレビシリーズと一緒なのは山村聰と津坂匡章だけ。
ゲストは野際陽子、川地民夫、室田日出男など。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
元締めの音羽屋半右衛門(山村聰)から
仕事を頼まれた仕掛人・藤枝梅安(田宮二郎)。
盗人の手先・お照(川崎あかね)を花見の最中に仕掛け、
手伝った徳次郎(浜田寅彦)とともに温泉の旅に。
ところが、徳次郎は昔の仲間・御座松の孫八(川地民夫)に殺された。
江戸に舞い戻った梅安はお吉(野際陽子)殺しを半右衛門に依頼される。
孫八はお吉と組んである一家を乗っ取ろうとしていた。
さらにお吉たちと組んでいるのは悪徳同心・峯山又十郎(室田日出男)。
銭湯で将棋を指してるうちに峯山と知り合い、
同心にスカウトされた左内(高橋幸治)が峯山を仕掛する。
お吉が一人になったところを狙った梅安だが、
早く賭場から帰って来た孫八に正体を見破られ窮地に。
さらに梅安とお吉にはある因縁があった――という話。
感想
テレビシリーズのヒットを受け、新味を加えたキャストで映画化。
ま、これはこれでありっちゃありな気はする。
室田さんはテレビ版第1話でもぶった斬られてたけど。
テレビ版のスローモーションの方がインパクトはあるかな。
一方、ダイジェスト的な感じも否めず
いろいろ技術の差が画面に出ているというか。
特に照明なんかだいぶ違うなあと。
やっぱり陰影のつけ方が必殺の魅力ですわな。
テレビシリーズの方が映画らしく感じるって
それはそれでどうなのよって話だが。
幼い頃生き別れになった兄妹が
ホントのことを知らずにってのはねえ。
テレビシリーズの時は確かわかったと思うんだけど。
加賀まりこさんだったかなあ、お吉役は。
だいぶ昔に再放送で観たから曖昧だけど。
そのうち見比べてみたい。