1983年放送の金田一耕助シリーズ第2弾。
この時はまだザ・サスペンスの放送枠だったかな。
原作は横溝正史「木乃伊の花嫁」。
これは金田一耕助じゃなく由利ちゃんが出てくる話だったような。
ゲストは田村高廣、根本りつ子(律子)、三ツ木清隆など。
あらすじ
京都の豪商・鮎沢(田村高廣)から
娘・京子(根本りつ子)の結婚披露宴の案内状をもらった金田一くん(古谷一行)。
知らない人からの招待状にホイホイ京都まで。ヒマか。
なんぼミイラの花嫁みたいな紙人形が入っていたとはいえ。
ところが行ってみたらそんなもの出した覚えはないと言われる。
仕方なく帰ろうとしたら天井から血がしたたり落ちてきた。
おー、ホラーチック。
天井裏を覗いてみればそこには男の死体が。
そして日和警部(ハナ肇)とともに毎度おなじみの捜査に――という話。
感想
相変わらず土着性全開の部分はいいとして
設定と展開にはかなり無理があるような。
犯人もねえ、へ?って感じではある。
まあ動機としてはわからんでもないが。
一番哀れなのは茅島成美さんの生け花の師匠。
せっかく胸まで出したのに。出し損(笑)
20年間洞窟でミイラを守り続けた天本英世さんの存在は抜群だし
繭の谷の怨念とかそういう部分は面白いんだけど。
なんだろうねえ、奇をてらいすぎというかなあ。
おどろおどろしくすりゃいいってもんじゃないのよね。
そういうとこはこのテのミステリーを作る上で勉強にはなる。