1980年1月から12月にかけてフジテレビ系列で放送された。
タイトルに「追跡」が加わった分も含めて全42回(大捜査線は30回)。
警視庁の初動捜査担当の警視庁刑事部第四機動捜査隊、
杉良太郎演じる加納明率いる加納班の活躍を描いたもの。
通称「四機捜」ってなかなか語呂がよろしいですな。
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あらすじと感想
メンバーは次の通り。
加納明……タイトルバック独り占め杉良太郎。
沢木俊一…ドック刑事になるため殉職したのだろうか神田正輝。
都築悠子…時代劇が似合いまくる美人、本阿弥周子。
中林雅彦…三船主任ではない青木義朗。
下条仁……古き良き日活映画のイメージが強い垂水悟郎。
水野誠太郎…特捜最前線「新宿ナイト・イン・フィーバー」が強烈な赤塚真人。
夏木譲……終わりのたった3話だけでかわいそう佐藤仁哉。
大滝修三…髭がやたら似合う山内明。
第1話は銀行立てこもり事件。
どう見てもモデルは三菱銀行事件。犯人役は福本清三さん。
冒頭に銀行の中で秋元康に似た人が通る。
第4話では杉良が撃たれ、ゴミ箱倒しまくる。普通死ぬだろ。
第5話は香港へ行き、第6話は高沢順子さん登場。
ガードマンの鮎川浩さんの善人役は意外と珍しいかも。
第7話は金属バット殺人事件かなあ、モデルは。
少年の帽子がヤクルトなのはさすがフジテレビ。
第8話は遠山の金さんにも出てたな、うえだ俊さんがゲスト。
あの銃変わってんなー、ドライヤーですかみたいな。
第9話は根岸一正、堀内正美、井上昭文と揃えばもうそこは刑事ドラマの世界。
周子さん頑張るの巻。
第10話は誘拐の話。
あんな電車の窓越しに貼ったらすげえ怪しいだろ。おもろいけど。
第12話から青木義朗登場。第1話でも別役で出てるけど。
すげえあっさりと紹介してくれるところが面白い。
第14話からタイトルバックが変更。
第16話から赤塚真人が加入。これまたあっさりと。
第18話の頭でナカさんの子どものお話が。
のちに登場するんだけど微妙に設定が違うような気がする。
小野武彦がゲスト出演し、エンディングの曲が変わる。
第22話は片桐夕子しゃんが登場。
なんと暴力団を仕切る女ボスだったりする。
第24話は神田正輝、第25話は赤塚真人メインと続いて
第26話で神田正輝殉職。
久々に観るとこんな話だったっけ?
人間の記憶なんてあてになりませんな。
昔観た以上に「へ?」ってなったけど。
刑事ドラマワースト殉職シーンランキングなんてどっかでやってみれば。
第27話は垂水悟郎の話、
第28話は加藤嘉と安部徹がいれば話は何となく締まる。
第29話はこんだけ冒頭から誰が犯人かわかるの珍しく、
第30話はナカさん娘の教育に悩む編。
特別機動捜査隊の三船主任とは全く違うマイドルさがいいですな。
てな感じで全30話のあと、追跡シリーズとなって12話が続く。
結局最初から最後まで出てるのは杉良、周子さん、髭オヤジの3人だけ。
杉良太郎のワンマンショーなんて言われたりもしたが、
実際そこまでではないような気も。
刑事の誰かにスポット当てた回もあるからねえ。
まあタイトルバックはめっちゃ独占していたけど。
話の内容は最初の30話とあとの12話でそんな変わるわけではないが、
しいていえば加納主任がストレートにかます回が増えたかな。
演説ですか?みたいな。
ま、それはそれでありではあるのだが。
視聴率的にはふるわなかったものの、
このドラマを有名にしたのはなんちゅうても主題歌。
「君は人のために死ねるか」そんなこと言われても(笑)
あいつの名は~ポリ~スメ~ン!
これを堂々とオンステージで歌える杉良太郎はやっぱり凄い。
追記:「大捜査線シリーズ 追跡」の残り12回がブルーレイで発売されました。
解説書を書かせていただき、杉良太郎ワールドを堪能しました。
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