1979年10月14日、記念すべき第1回放送。
史上最強と言っても過言ではない刑事ドラマの幕開けだった。
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あらすじ
今日も事件を解決した大門圭介(渡哲也)率いる西部署捜査課の面々。
通称「大門軍団」と呼ばれる連中のところに新しい課長がやってきた。
その名は小暮謙三(石原裕次郎)。
着任早々、大事件が持ち上がる。
南富士演習場で米軍の最新鋭の多目的装甲車が強奪されたのだ。
残された指紋から実行犯は大門が5年前あと一歩まで追い詰めながら
外国に逃亡した殺人犯・日下と判明。
その装甲車が銀座に出没。
警察の道路封鎖をあざ笑うかのように各所を軽々と突破。
最初は試合中の近鉄を日本ハムに勝たせろという要求から
全刑務所、拘置所、留置所からすべての犯罪者と容疑者の釈放、
同時に警官の武装蜂起、警察活動の一切を中止するよう犯人側は求める。
断れば無差別攻撃をするという中、
大門軍団は無敵の装甲車と日下を操る黒幕に立ち向かっていく―という話。
感想
今観ても東京の街中を装甲車が走る映像はインパクト大。
絶対認めてくれそうにもないねえ、今では。
我々世代には渡哲也さん=大門、もしくは団長が真っ先に浮かぶイメージ。
「自分は西部署の大門だ」と電話で言いたくてしょうがなかった。
もう少し上の世代だと「大都会」シリーズとかあるんだろうけど。
あるいは「仁義の墓場」とか、「やくざの墓場 くちなしの花」とか。
1941年生まれだから放送開始時は38歳(!!)。
俳優だけでなく、昔の人は総じて貫禄ありましたわな。
裏を返せば年を取るごとにきちんと学んでいったというべきか。
「西部警察2003」は結果どうあれ、最後まで作らせてあげたかった。
また一つ昭和が遠くなった。渡哲也さんのご冥福を心よりお祈りいたします。