1972年公開の東映仁侠映画。
ポスト藤純子と呼ばれた中村英子が主演。
菅原文太、土田早苗、藤浩子、小池朝雄などが出演。
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あらすじ
時代は明治15年のこと。
五年の刑を終えてシャバに戻ってきた鬼百合のお勝(中村英子)。
服役中に仲良くなった江戸幸組の娘・お秀(土田早苗)を訪ねる。
ところがその途中で立ち寄った賭場でピンチに。
牛五郎(名和宏)との勝負で危ういところを
盲目の女博徒・お紋(藤浩子)に助けられる。
というわけでお勝とお紋は江戸幸に草鞋を脱ぐことに。
江戸幸は親分が急死してお秀が切り盛り。よくある話だ。
吉五郎(小池朝雄)が新進勢力駆逐したるから
弟分の牛五郎に縄張りよこさんかいとお秀に迫る。
こういうこすっからい役はコロンボ小池の独壇場。
当然お秀はそれを断り、新進勢力の大木戸一家に殴り込み。
相手の親分(大木実)を殺ったはいいが
自身も用心棒の政之進(菅原文太)に倒されてしまう。
政之進はかつてお勝が憧れていた青年武士だった――という話。
感想
久々に観てもお紋の方がかっこいいな、なんか。
まあ殺陣のやり方がそうだといえばそれまでだが。
仁侠映画から実録路線に移行する直前ぐらいなのかな。
全体的にはそんなに悪くはないと思うんだけど。
なかなか藤純子は超えられるもんじゃないですな。
思い切って今こういう路線を作ってみるのもアリだと思うけど。
こじんまりしちゃうのかなあ、どうしても。