日活映画「新宿乱れ街 いくまで待って!」を観る

1977年公開の日活ロマンポルノ。
監督は曾根中生、脚本は荒井晴彦。主演は山口美也子。

あらすじ

舞台は70年代新宿ゴールデン街。
いくつかのバーに夜な夜なさまざまな夢を持った若者たちが集う。

その中の一つで働く女優志望のミミ(山口美也子)。
ヒモ同然の脚本家志望の沢井(神田橋満)と同棲してんだか何だかわからん生活。

やがてミミは沢井の子を身ごもるが、
女優デビューのチャンスが来て黙って堕ろすことに。

その間沢井は売れない助監督と連れもって違う女と寝たことでトラブルに――という話。


感想

ごった煮というか猥雑感満載の一作。
いかにも70年代というか、80年代では出ない感じの作品。

ヤッたあとで「腰抜けちゃったからおんぶして」なんてセリフは
実体験ないとなかなか出てこんセリフかもねえ。

よく見るとワンカットが結構長い。出だしも長いもんねえ。
流れる音楽の趣味がいいですわな。
その中の一曲を歌っている内田裕也さんもちょい出演。

カラッとしてはなくジメーって感じの作品なのだが
チンピラ役で出演の中西良太さんが最後に沢井を刺して逃げる。

よくありがちな唐突感(笑)
それもまた魅力といえば魅力かも。

ま、なんちゅうか変化していく人間と変化できない人間の対比というか。
今の時代にも通じるものがあると思う一作。

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