1989年夏クールの月9ドラマ。
原作は毎度おなじみ柴門ふみ。主演は安田成美と緒形直人。
脚本はこれが連ドラ初めての坂元裕二。主題歌はZIGGY「GLORIA」。時代ですな。
あらすじ
大学の卒業パーティーの当日に別れた二人、
鴨居透(緒形直人)と名取ちなみ(安田成美)。
夫婦同然の恋人だったのだが、昔の恋人のことをいつまでも気にしている
女々しいというかなんというか優柔不断の塊みたいな透にちなみから別れを告げたのだ。
それから1年3カ月の時が流れた。
透は広告代理店で働き、ちなみは市場調査会社でOL。
透は同僚の杏子(菊池桃子)に惹かれながらも、ちなみのことが忘れられない。
あきらめの悪い男だ、まったく。
ところが、ちなみも嫌いで別れたわけではなかったので話がややこしくなる。
ある日、仕事先でばったり会ったもんだから
優柔不断な男と強がり女は心の触れ合いとすれ違いを繰り返していく――という話。
感想
当時は同じ時間帯に放送してた「ママハハ・ブギ」を見てたっけ。
主題歌は両方流行ってましたな、パーソンズの「DEAR FRIENDS」ね。
いつ録画したんだろうなあ、これ。
大学時代の仲間が山口智子、戸田研一郎、中井美穂、勝俣州和。
社会人になってからもなんだかんだ付き合いがあるわけで。
メンツのバランスもいいような。中井美穂の茜と勝俣の江藤が結婚する展開に。
賑やかし役だけど現実的にはこういうカップルが一番幸せな気がする。
ちなみの上司が宅麻伸で、プロポーズされるのがコロナ大丈夫か石田純一。
柴門ふみの原作がドラマ化されるのはこれが初めてだった(たぶん)。
その後、凄いドラマ化されていったけどねえ。
「好きだけど別れた恋人への想い」なんてのは
当時高校生だった自分なんざそれどころではなく
「ママハハ・ブギ」の方が面白かったんだろうな。
今観ると純粋な恋の切なさとか、去り行く青春なんてのが胸に来ますな。
おっさんになった証拠だ、たぶん。今じゃそんな感情ちーともない(笑)
これもDVD化してくれんかねえ。録画のやつは画質がどうも……