名作青春映画「マイ・ボディガード」を観る

1980年公開のアメリカ青春映画。
今でこそ数々の青春スターが集結みたいに言われているが、
当時でいえばマット・ディロンの知名度が一番高かったし、一番の成功者かな。
監督はトニー・ビル。名画「スティング」や「タクシー・ドライバー」の製作者。

あらすじ

シカゴの高校に転校してきたクリフォード(クリス・メイクピース)。
豪華ホテルの屋上に金持ち一家のボンボンなのだが、
ダウンタウンの公立校の雰囲気は以前の学校とは全く違うものだった。

早速不良グループに目を付けられ、
リーダーのムーディー(マット・ディロン)に
「ボディガードやったるから1日1ドルよこせや、こら」と
別に関西弁で言われたわけではないがまあそんな感じだ。

腕力にはひとかけらの自信もないクリフォードは校長に相談するが
そんなもん自分で解決せんかい、こまい神経しとったら生きてかれへんでと連れない返事。

ま、学校なんてこんなもんである。
ピンクの派手なネグリジェが似合うファンキーなおばあちゃんには
男やったら売られたケンカは買わんかい、どついてこいやと言われる始末。

すげえぞ、おばあちゃん。ネジの外れかたがハンパではない。
当然次の日から嫌がらせを受けるクリちゃん。
それを助けてくれたのは無口な大男、リンダマン(アダム・ボールドウィン)。

クリちゃんはリンダマンを味方にしてムーディーたちに対抗するが――という展開。


感想

80年代初頭を飾る青春映画。
古今東西、転校生を巡る話というのは世界共通のものなのだ。

マット・ディロンのオールバックは似合いますな。
このあと「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」と青春映画スターに。

アダム・ボールドウィンはこれがデビュー作。
演じたリンダマンは後の漫画「クローズ」同名役のモデルらしい。

ファンキーおばあちゃん役のルース・ゴードンは
刑事コロンボ「死者のメッセージ」の犯人役を演じている。
「ローズマリーの赤ちゃん」ではアカデミー賞助演女優賞を獲得。
結構遅咲きの人。人生、続けたもん勝ちであることを教えてくれる。

デビュー前のジェニファー・ビールスもチョイ役で登場。
通っていたシカゴの高校でロケしてたから出たんだよねえ。
その頃からモデルはやってて、「フラッシュダンス」でデビューするのは3年後のこと。

こうやって見るとその後鳴かず飛ばずは主演と監督か。
トニー・ビルはこれが長編初監督で好評を得て、80年代のハリウッドを動かす男なんて言われてた。
そこまでのもんにはならんかったなあ。難しいもんだ。

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