1997年の夏クールにフジテレビ系列で放送。全12回。
一言でいえば男たちの夏休みのお話。
主演は反町隆史と竹野内豊。脚本は岡田惠和。
若き広末涼子、稲森いずみ、マイク眞木などが出演。
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あらすじ
ヒモ同然の生活をしている桜井広海(反町隆史)。
しかしとうとう愛想をつかされ、部屋を追い出されることに。
仕方がないので車で海に向かうが途中でガス欠になったり散々な目に。
一方、休暇を取って海に向かっていたエリート商社マンの鈴木海都(竹野内豊)。
仕事でミスをしてプロジェクトを外され癒しを求めに来たのに広海の車を押す羽目に。
二人は和泉勝(マイク眞木)が経営する寂れた民宿ダイヤモンドヘッドに辿り着く。
金のない広海はお調子者らしくアルバイトを申し出る始末。
そんな広海の姿を見て海都は自分の人生に疑問を持つ。
勝の孫・真琴(広末涼子)やスナックのママ・春子(稲森いずみ)との触れ合い、
そしてビーチを訪れて癒されて帰っていく人々との交流の中で、
価値観の違う二人は次第にお互いを認め合い、成長していく――てな感じのお話。
感想
まあ正直いつ観てもドラマ性はあんまりない(笑)
ていうより意図的に排除していることがある意味素晴らしい。
ラブストーリーが展開されるのかと思いきやそうではなく、
友情物語かといえばそんなたいそうなもんでもない。
せいぜい仮面ライダーV3の知識を競い合うぐらいのもんだ(笑)
潮の満ち引きのように今日も一日が終わっていくだけ。
でもなんか、ちょっと昨日までと違って明日から歩いていけるような。
この絶妙な空気感がいつ観ても心地いい。夏の海はいいですな、やっぱり。
そういう意味ではドラマではなく夏という季節を描いたものってことかな。
こういう絵日記的なドラマのつくりもありなんだなあと。
主演の二人のほか、やたら渋いマイク眞木やたぶんこの頃が一番よかった広末涼子、
毎日息子からの手紙を待ち続ける稲森いずみとかキャスティングもよかった。
こういう時代だからこそ観ていたいドラマの一つ。