1972年公開のイギリス映画。
ヒッチコックが久々にイギリスに戻って監督した晩年の代表作。
主演はジョン・フィンチ、「ナイル殺人事件」にも出てましたな。
脚本が同じアンソニー・シェーファーなのは偶然か。
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あらすじ
ロンドンで巻き起こるネクタイを使った連続殺人事件。
捜査を担当するオックスフォード警部は妻のくそまずい料理に悩ませながら犯人を追う。
容疑者として挙がったのはかつて空軍で英雄だったブレイニー(ジョン・フィンチ)。
言いがかりでパブをクビになり実業家として成功している元妻にたかったり落ちぶれている。
元嫁が連続殺人鬼の手にかかり、さらに今の彼女も殺される。
ブレイニーは捕まり、裁判で有罪判決が下るが脱走し真犯人のもとへ向かう――という話。
感想
特別どうということはないのだが印象に残る映画。
主人公の落ちぶれた感じが結構見につまされる。
自分でもこんな風になるなあというか、その見せ方が上手い。
犯人像はワンパターンと言えばワンパターン。すぐわかるし。
なもんで本格ミステリではなく典型的な巻き込まれ型サスペンス。
警部夫妻のユーモアあるやり取りとかそういうのも邪魔にならない。
やっぱりアンソニー・シェーファーって上手だな。
瞳孔が開いてないから死体じゃないなんて話あったのこれだったっけ。
その前にこういうシーンがあって今度はちゃんとやったとか、
記憶があやふやで定かではないがそういうことがこの前後の作品であったような。
ヒッチコック映画、もう一度観直してみよっと。