ルネ・クレマン監督映画「狼は天使の匂い」を久々に観る

1972年公開のフランスとアメリカの合作映画。
主演は名優ジャン=ルイ・トランティニャン、
ロバート・ライアン、レア・マッサリ、アルド・レイらが出演。

あらすじ

とある別荘に集まりなにやら密談をしている連中。
チャーリー(ロバート・ライアン)率いるギャングの一味。

この連中、こともあろうに裁判でピンチになったマフィアのボスを助けるため、
厳重警戒の検察側重要証人を誘拐しようと企んでいる最中。

だが、そこに思いもよらない訪問者が。
正体不明の無宿者トニー(ジャン=ルイ・トランティニャン)だ。

このボケ、俺たちが外出禁止でイライラしてるのに、
とは別に言わへんけどそういう感じがありありのギャングの中で
トニーは飄々と煙草を縦に並べたりして楽しんでいる。

なぜトニーは逃げているのか、
そしてチャーリーたちの計画は成功するのか――という話。


感想

好みの分かれる作品。
アクションやハードボイルドを期待すると少し違うかも。
フランシス・レイの音楽からもわかるように渋さ全開の話なのだ。

脚本は書いたのはミステリー作家としても有名なセバスチャン・ジャプリゾ。
「シンデレラの罠」なんかこれまた好き嫌いが分かれる作品ですな。

ロバート・ライアンはなんか好きだねえ、昔から。
決して作品に恵まれた人ではなかったけど、いぶし銀ですわな。
この翌年亡くなられているわけで。63歳。早いですな。

トランティニャンはこんな髪の毛あったっけ?
翌年の公開が「離愁」かあ。俳優って化けるのが凄いですな。

全体としてムーディーな雰囲気を感じたい方にはおススメかと。

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