マカロニウエスタン「風来坊/花と夕日とライフルと…」を観る

1970年製作のマカロニウエスタン。
イタリアでは大ヒットしたらしい。
どっちかといえば薄めのテレンス・ヒルがここではピッタリ。
そこにむさくるしさ全開のバッド・スペンサーが絡むのがいい。

あらすじ

舞台は毎度おなじみメキシコ国境近くの村。
いつものごとく酒場に汚い感じの流れ者登場。

賞金稼ぎが2人いようがお構いなし。
ひたすらメシにかぶりつき、ひたすら飲む。

食ったがいなや、賞金稼ぎにおめーら捕まえたそいつよこせと言い放つ。
確かに一人メキシコ人がひーひー言いながら座っている。

あっけにとられる周囲をほっといてメヒコを連れていく男。
賞金稼ぎが窓越しに撃とうとしたその瞬間、男は振り向きもせず2人撃ち殺す。

アンタは曲芸師か。
これが賞金稼ぎトリニティ(テレンス・ヒル)である。

で、メキシコ人連れて町に帰ると
保安官バッジがかけらも似合わない兄貴バンビーノ登場。
この方がバッド・スペンサー。元オリンピック水泳選手らしい。
どっからどう見ても元レスラーにしか見えん。

そんな感じのむさくるしさ全開男だから
当然と言うべきか本職の保安官ではない。

小金欲しくて人襲ったら相手が保安官だっただけのことである。
まるで拳銃撃ちたいから派出所を襲うあほな輩みたいなもんである。

で、この兄ちゃん弟の賞金稼ぎの話を聞いて辟易したりする。
アンタもや、どう見ても。

で、町から少し離れた場所で
敬虔なモルモン教徒の皆様方が集落を作って住んでいる。
そこに斉藤由貴は別にいないのだが。

ならず者たちは彼らの土地を奪うべくあの手この手を使い始める。
どう見ても兄弟には見えないトリニティ兄弟たちはどっちに味方するのか――という話。


感想

大当たりか大外れかと思って観てみたが
どっちでもなくどちらかといえば当たりかな程度の作品。

でも、この兄弟のキャラクターはなかなか面白い。
マカロニウエスタンらしからぬキャラクターかな。
風貌はいかにもって感じだけど。

ま、こういうつくりもありっちゃあり。
かわいい女の子に頼まれりゃ、たとえ火の中水の中ってのが男というもんだ。
なーんてことを思ってしまうある意味面白さの原点のような作品。

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