中島貞夫監督・東映実録映画「沖縄やくざ戦争」を久々に観る

1976年公開の東映やくざ映画。
主演は松方弘樹と千葉真一、監督は中島貞夫。
渡瀬恒彦、新藤恵美、矢吹次朗、尾藤イサオ、室田日出男、
梅宮辰夫、成田三樹夫、地井武男など錚々たるメンバーが出演。

あらすじ

舞台は本土復帰を間近に控えた昭和46年12月。
本土からの暴力団を阻止するべく大同団結に向かう沖縄のやくざ社会。

対立関係を乗り越え大城(織本順吉)派と
国頭(千葉真一)派が合体し「沖縄連合琉盛会」が結成された。

ところが結成早々、国頭系で内部抗争が勃発。
刑務所帰りの中里(松方弘樹)が国頭とのすれ違いから脱会し、中里派を結成したのだ。

ここから血で血を洗う泥沼の抗争に。
三派それぞれの思惑も絡み、うまく立ち回ろうとする者、
隙を窺って這い上がろうとする者、衝動的に暴力に走る者――。

ますます過激化する抗争の中、
国頭が殺され、大城が殺され、そして中里は――という話。


感想

オープニングから千葉ちゃん大活躍。
仁義なき戦い広島死闘編」の大友ばりに暴れまくる。

松方弘樹&千葉真一はさすがと言うほかないが、
地井武男のインテリヤクザ、これでもかと弾丸を打ち込む尾藤イサオ、
リンチで金玉潰される室田日出男がインパクト大。

しかし、当時抗争中の中こんな映画よく作ったね。
それだけ時世に敏感だったというべきか、作り手に根性があったのか、
はたまた大らかな時代だったのか。

今となっては何とも言えんが、出演陣も鬼籍に入られた方多数。
当時の実録路線の熱がこもった1本と言えるのでは。

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