1968年公開の大映時代劇映画。
眠狂四郎シリーズ第11弾。
主演は市川雷蔵、緑魔子、川津祐介、渡辺文雄、寺田農となかなかの布陣。
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あらすじ
亡き母の墓参りに14年ぶりに甲府を訪れた眠狂四郎(市川雷蔵)。
そこで墓守から狂四郎と同じく黒ミサの子として生まれた兵吾(寺田農)の存在を知る。
甲府では将軍家斉の妾腹の子、
土門家武(川津祐介)・紫(緑魔子)の兄弟が暴虐の限りを尽くしていた。
2年前、幕府は2人の行状が御政道を乱すと考え、
切腹を装って甲府へと追いやっていたのだった。
鬼館と呼ばれる天守閣に兵吾の代わりに乗り込んだ狂四郎。
家武・紫の攻撃を何とかかわすも、ついに毒矢が刺さりピンチに。
瀕死の狂四郎を助けたのは、公儀御目付役・都田一閑(渡辺文雄)。
都田は狂四郎に家武と紫の暗殺を依頼するのだが――という話。
感想
緑魔子の悪女と川津祐介のエキセントリックな悪役が印象的。
相も変わらず色仕掛けで襲い掛かられる狂四郎。
村はずれの納屋に呼び出されてのアクションはなかなか。
ていうか死体の左手が動いているのがわかる(笑)
ピンチらしいピンチがあるのは初めてじゃないかねえ。
やっぱりこういうシーンがないと盛り上がりませんわな。
兵吾との絡みが少ないのはちともったいない気もするが、
シリーズの中でも上位に来る方じゃないかな。