深作欣二49・松竹映画「道頓堀川」を観る

1982年公開の松竹映画。原作は宮本輝。
監督は深作欣二。主演は真田広之、松坂慶子。
当時の大阪ミナミの風景が堪能できる。

あらすじ

邦彦(真田広之)は道頓堀川に面している
喫茶店「リバー」の二階に住んで夕方から働きながら
昼間は芸大に通って絵を学んでいる大学生。

ある日、道頓堀を見ながら絵を描いていると
犬を追いかけてきたまち子(松坂慶子)と出会う。

「リバー」のマスター、武内(山崎努)。
彼は両親のいない邦彦の親代わり。

武内の一人息子の政夫(佐藤浩市)は邦彦の高校時代の同級生。
しかし、政夫は高校中退し、ハスラー目指して家出していた。

いろんな客が来る「リバー」の様子、
ハスラー道をめぐる武内と政夫の対立、邦彦とまち子の恋愛の行方。

それらを飲み込む今日の道頓堀川の様子は――という話。


感想

当時の大阪ミナミの繁華街、道頓堀ロケが印象的。
この頃は松竹座の並びに、浪花座があり東映もあった。

今では目立つのは中国語ぐらいなもんだ。隔世の感がある。

なんちゅうてもこの頃の松坂慶子は綺麗すぎる。
今でも綺麗ではあるが。

邦彦にしろ、まち子にしろ、
武内親子にしろ不器用に生きている人たちの集まり。

邦彦とまち子のラブストーリーと思いきや、
中盤以降は俄然武内親子の物語になっていく。

ラストは賛否両論あるかもねえ。
まあでも、こういう終わり方ぐらいしかないのかもしれない。

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