1986年のアメリカ映画。
アメリカでは3週間余りで33憶円の興収で大ヒット。
日本ではまあそこまでではなかったような。
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あらすじ
父親と二人暮らしの高校生のアンディ(モリー・リングウォルド)。
幼い頃、母が出ていったのでしっかり者で成績優秀。
そんなアンディの悩みは一か月後に迫った卒業パーティー。
エスコートしてくれる人がいまだに見つからないのだ。
アンディの学校の生徒は裕福な家庭の子ばかり。
アルバイトしているアンディは嫌がらせを受けたりしていた。
ところがアルバイト先のレコード店で
みんなのあこがれブレーン(アンドリュー・マッカーシー)に
おすすめのレコードを聞かれたりしたからさあ大変。
数少ない男友達のダッキー(ジョン・クレイヤー)を
交えて進んでいく現代のシンデレラの恋の運命は?――という話。
感想
当時、青春映画ナンバーワン女優だったモリー。
「すてきな片想い」「ブレックファスト・クラブ」に
続く本作が大ヒットしたものの、90年代に入るとイマイチだった。
売れ続けるのは難しい。
アンドリュー・マッカーシーは
セント・エルモス・ファイヤーの印象が強い。
この映画の後だと思ってたら前だったのね、あの作品。
連ドラ「愛という名のもとに」の元ネタでしたな。
一度観た後ビデオテープ巻き戻してもう一度観たのは
後にも先にもセントエルモスファイヤーだけ。
歳食ってから観たら全然ピンと来なかった。
そういう作品もありますわな、なかには。
閑話休題。
この映画の良かったところは女性の自立感というか
受け身にならずに自分で求めるものを作っていく姿勢が共感を呼んだ。
自分の境遇を受け入れることを学んで成長していく姿。
これはいつの世でも学校という場では起こりうることだ。
なぜなら周囲の人々は本人の人格ではなく、
家柄や親が何をしているかによって人物を評価しがちだからだ。
学校は社会の縮図なのだ。
で、そのあたりのことを無理に強調するのではなく
ほどよいバランスで描いていることも心地いい。
こういう映画の作りは今観ても学ぶ点が多いと思う。