1972年製作のシリーズ第11弾。
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あらすじ
資産家の家に生まれたトニー。
ところが死んだ父が遺産を信託扱いにしたため、使える金はない。
妻キャシーには愛想をつかされ浮気されまくる始末。
妻を愛するトニーは叔父のジャービス(レイ・ミランド)に相談。
これがまずかった。ジャービスはトニーを狂言誘拐し、
30万ドルを独り占めするためトニーを射殺。
さらにその罪をキャシーになすりつけようと工作。
事件を担当することになったコロンボだが――という展開。
感想
面白くないことはないがイマイチ印象の薄い作品。
なんちゅうか犯人役のレイ・ミランドは、
第4弾「指輪の爪あと」にも出とるのだが
犯人演じた方が印象イマイチになってどうすんのって感じ。
ただ怒鳴るだけのおっさんにしか見えない。
逆にコロンボはだんだん面白くなっていく。
特に崖を転げ落ちていくシーンは必見。
さらにウィルソン刑事が登場。
この人、結構好きなんだよねえ。
演じるボブ・デシィはピーター・フォークの古くからの友達。
そういう関係が演技にも出てくるんでしょうなあ。
でも次に出てくるのはだいぶ後なんだよねえ。
第36弾「魔術師の幻想」でカムバック。
どういう理由か知らんがもったいないよねえ。
転げ落ちるシーンとウィルソン刑事の登場だけが救いの作品。