松方弘樹主演時代劇映画「月影忍法帖 二十一の眼 」を観る

「雨の降る夜は心も濡れる 
 まして一人じゃなお寂し」
と歌っていたのは美川憲一「柳ヶ瀬ブルース」。
「冷たい雨」を歌っていたのは
ハイ・ファイ・セットで作詞・作曲はユーミン。
そんなこたあどうでもいいのだが寒いとこに
雨が重なるとやる気の出ないこと出ないこと。
日が変わって雨がやんでも変わらず寒い。
金稼いだらハワイに永住したいホント。
もしくは夏北海道で、冬沖縄に住むか。
そんな生活がしたいと思う今日この頃。

最近寝不足だったので早々と寝たのはいいが
今度は起きるのもいつもより早かったので
寝坊するわけにはいかんと思い
目覚まし代わりに映画を一本。
松方弘樹主演「月影忍法帖 二十一の眼」。

あらすじと感想

一言でいえば八代将軍吉宗の時代に
陰謀をたくらむ尾張の奴を成敗する
忍者の活躍を描いたものである。
原作は忍者ものの大家である山田風太郎、
脚本は時代劇で実績の有る結束信二。
1963年東映作品ということは時代劇は
衰退の一途を辿り、任侠路線が始まった頃。
なのでまあ・・・基本安っぽい。
ところどころ金をかけてないのがまるわかり。

そうはいっても逆に見どころはいろいろあって
まず主演の松方弘樹がめっちゃ若い。新鮮。
八代将軍吉宗には里見浩太朗。これまた若い。
今みたいな重鎮感はみじんもない。
松方弘樹の助っ人みたいな役が中谷一郎。
ご存じ水戸黄門の風車の弥七である。
時代劇がめちゃくちゃ似合う方だが
さそり多岐川裕美版では悪徳大臣に扮し
最期は国会議事堂をバックに刺されて死ぬという
悪役をやってもサマになる御方である。

そしてなんといっても尾張の家老を演じるのが
近衛十四郎。松方弘樹のおとっつぁんである。
歴代時代劇俳優の中でも若山富三郎と一、二を
争う殺陣の名手。しかしこの作品ではその魅力は
ちーとも発揮されず。残念。
場面場面での親子対決はあるけど、最後はちょっと。
広い意味でこの前後する時代の東映映画
「集団時代劇」ジャンルの一本てとこかな。

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