1973年製作のシリーズ第21弾。
ゲストはまたお前かロバート・カルプ。
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あらすじ
意識調査の専門家ケプル博士(ロバート・カルプ)。
CM効果のプロとして宣伝材料を作るのだが
一方で美女タニヤと組んで男性顧客を脅迫。
会社の業務をアピールする宣材を依頼した
ノリス社長もそんな脅迫にあっている一人だったが
「もうお前みたいなやつに金払うかボケ!」
とはいうとらんがそんな感じで決別しようとしていた。
それを察知したカルプじゃなかったケプル博士、
専門家としての技を使いまくりノリス殺害を実行。
捜査にあたるコロンボは早くからケプルを怪しいとにらむ。
だが証拠がない。そこでコロンボがケプルにかけた罠とは――という話。
感想
知的な殺人犯が野暮なコロンボを見下すが
徐々に追い詰められていくという初期の構成に立ち返った作品。
コロンボとケプル博士の知的な会話ゲームが堪能できる。
フォークとカルプの役者としての技量が大きいこともある。
この組み合わせ、実は一番いいような気がするんだよなあ。
3回犯人役はジャック・キャシディとか他にもいたけど
なんてんだろ、ロバート・カルプの嫌らしい犯人役って
どれも素晴らしいんだよなあ。
「指輪の爪あと」にしても「アリバイのダイヤル」にしても
コロンボとの対比の作り方がどれもいい。
ラストのケプル博士の雰囲気の気持ち悪いこと。
結構好きなんだよねえ、この作品。