土日は有馬温泉で新年会を開きリフレッシュ。
寒い日が続く中、温泉とうまい料理は明日への活力。
持つべきものは良き友達だと感じる今日この頃。
なんとなく硬派な映画が見たいと思い
1973年公開の「ダラスの熱い日」をチョイス。
あらすじと感想
言わずと知れたケネディ暗殺を描いた映画で
かなり昔に観たはずなのだがその時は正直
あまりいい映画だとは思わなかったのだが
久々にみるとやっぱりいい映画じゃないか。
歳とると見方が変わるのかな。
脚本は尊敬するドルトン・トランボ。
ヒットメーカーでありながらハリウッドの赤狩りに
最後まで抵抗し変名でアカデミー賞脚本賞を
受賞するなど逸話の多い方であります。
この映画でもケネディ暗殺に至る裏側を
ドキュメンタリータッチで客観的に淡淡と
描いていくところがかえって不気味。
たぶんこの感じが昔観たときには
合わなかったんだろうなあ。
コスタ・ガブラスの「Z」みたいにグイグイ
かましてく作り方が好みだったのかも。
暗に黒幕の存在を特定して登場させてるし
3方向から狙撃しているという今日では
ほぼ当たり前の定説をすでに提示している
ところも先進的。さすがトランボ。
「ローマの休日」「スパルタカス」
「ジョニーは戦場に行った」など
書いただけのことはある。
後に製作されたオリバー・ストーンの
「JFK」と見比べてみるのもいいかも。
しかしよくまあこんな映画が事件後わずか
10年で製作され公開できるのがアメリカの
凄いところというかなんというか。
日本では到底考えられない話。
お蔵入りになったビートたけし主演の
「ロッキード事件」観てみたいなあ。
ケネディ暗殺の真相が明らかにされると
言われている2039年まで生きて
ミステリーを書いてみたいものだ。
あと24年かあ・・・微妙だねえ。