1974年放送のシリーズ第24弾。
名優ホセ・ファーラーがゲスト。
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あらすじ
分子力に関する論文で最優秀賞に選ばれた若い学者ニール。
しかし、その学説はすでに故人となった博士の盗作だった。
ニールの父親で研究所の所長マーシャル(ホセ・ファーラー)と
その弟子ニコルソンだけがそのことを知っていた。
ニコルソンはニールが厳格なマーシャルからプレッシャーを受け、
そのことが原因で盗作に走ったことを理解し同情すらしていた。
そんなことも知らず息子のスキャンダルを恐れたマーシャルは
ニコルソン殺害を企み、ロボットを使用したアリバイ工作を施し
計画を実行する。
完全犯罪は成功したかに見えたが、
コロンボはある手がかりをきっかけにマーシャルをマーク。
しかし、決め手がなく時間だけが過ぎていく。
コロンボはどのような手段で犯人を追い詰めるのか――という話。
感想
なんちゅうてもコロンボがマーシャルに目をつける
きっかけとなる手がかりのアイデアは抜群。
スティーブン・スペルバーグという名の
天才少年が登場するなど、遊び心も満載。
もちろんスピルバーグのもじりで、
スピルバーグはシリーズ第3弾「構想の死角」の
監督を務めていたのだ。
「ジョーズ」を撮影するのは翌年のことで、
まあ人に歴史ありといえる。
しかし、その他は特に見どころがない。
特に犯人を追い詰めるというかラストの方は
それで自白するもんなんかいなと思ってしまう。
まあその伏線は張っているといえばそれまでだが
名作群のラストの切れ味からすれば物足りない。
久々に観てもその印象は変わらず、次観るのはいつのことやら。