刑事コロンボ23「愛情の計算」を久々に観る

1974年放送のシリーズ第24弾。
名優ホセ・ファーラーがゲスト。

あらすじ

分子力に関する論文で最優秀賞に選ばれた若い学者ニール。
しかし、その学説はすでに故人となった博士の盗作だった。

ニールの父親で研究所の所長マーシャル(ホセ・ファーラー)と
その弟子ニコルソンだけがそのことを知っていた。

ニコルソンはニールが厳格なマーシャルからプレッシャーを受け、
そのことが原因で盗作に走ったことを理解し同情すらしていた。

そんなことも知らず息子のスキャンダルを恐れたマーシャルは
ニコルソン殺害を企み、ロボットを使用したアリバイ工作を施し
計画を実行する。

完全犯罪は成功したかに見えたが、
コロンボはある手がかりをきっかけにマーシャルをマーク。

しかし、決め手がなく時間だけが過ぎていく。
コロンボはどのような手段で犯人を追い詰めるのか――という話。


感想

なんちゅうてもコロンボがマーシャルに目をつける
きっかけとなる手がかりのアイデアは抜群。

スティーブン・スペルバーグという名の
天才少年が登場するなど、遊び心も満載。

もちろんスピルバーグのもじりで、
スピルバーグはシリーズ第3弾「構想の死角」の
監督を務めていたのだ。

「ジョーズ」を撮影するのは翌年のことで、
まあ人に歴史ありといえる。

しかし、その他は特に見どころがない。
特に犯人を追い詰めるというかラストの方は
それで自白するもんなんかいなと思ってしまう。

まあその伏線は張っているといえばそれまでだが
名作群のラストの切れ味からすれば物足りない。

久々に観てもその印象は変わらず、次観るのはいつのことやら。

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