1971年製作のシリーズ第4弾。
日本初放送は1973年1月。
ゲストは何回も犯人やることになるロバート・カルプ。
「ある愛の詩」のオヤジ役、レイ・ミランド。
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あらすじ
大物財界人のケニカット(レイ・ミランド)。
はるか年下の妻レノアの浮気調査をプリマ―(ロバート・カルプ)に依頼。
結果は浮気の事実なし。
だが、それは嘘でプリマ―はレノアを脅迫。
次の州知事選挙でケニカットら財界人が誰を支持するのか
知りたいがための策略だった。
ところが、レノアは夫にすべてを話すという。
プリマ―は思わずレノアを殺害。死体を廃車置き場に捨てた。
コロンボが捜査を開始するが
捜査の遅れにいらだったケニカットが
犯人捜しのために皮肉にもプリマ―を雇う。
コロンボはレノアの顔に残っていた指輪の爪あとを手掛かりに――という話。
感想
初見より見返すたびに面白く感じる味のある作品。
ロバート・カルプが犯人役をやる作品は本作と
「アリバイのダイヤル」「意識の下の映像」と計3作あるが
どれも結構イケてる。凄い傑作というわけでもないのだが。
犯人役が似合うな、ロバート・カルプ。
激情的な感じをクールに見せることがうまいというか。
さらにレイ・ミランド。オスカー俳優。
外人の金持ちってこんな感じなんだろうなって役を好演。
当初は二枚目の大根役者と呼ばれたのに、この頃は風格抜群。
魅力的な作品って犯人役だけでなくそれ以外のキャラクターもいい。