1949年のイギリス映画。
アカデミー賞撮影賞とカンヌ映画祭グランプリに輝いた。
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あらすじ
舞台は第二次世界大戦後のウィーン。
アメリカから人稼ぎするつもりでやってきたホリー(ジョセフ・コットン)。
小説家の彼は友人のハリー(オーソン・ウェルズ)から誘われたのだ。
ところが、彼を訪ねてみると自動車事故で死亡したと管理人から言われる。
葬儀に出席したホリーはそこでハリーが麻薬の密売人と教えられる。
それを信じられないホリーは事件の真相究明を決意するのだが――という話。
感想
アントン・カラスの音楽とハリーが初めて顔を見せる場面、
印象的なラストシーンと名作と誉れ高い作品。
ハリーとホリーの友情物語、そこに舞台女優のアンナ(アリダ・ヴァリ)が
絡む三角関係のラブサスペンスでもある。
そこに戦後の国際情勢とウィーンの風景も入ってくる。
やっぱりサスペンスというのは細かい舞台設定が大切だ。
生まれて初めてレンタルビデオ屋で借りた三本のうちの一本。
何でこれにしたのかというとちょうどその頃、
「外国映画ベスト150」みたいな本が出て
高校2年か3年ぐらいだったと思うんだけど授業中読んでた。
その中で1位か2位だったので借りようと思ったんだろう。
自分のことなのに記憶がええかげんだが。
ちなみに他の2本は「ローマの休日」と「用心棒」だった。
我ながらチョイスが渋いというかなんというか。
最初に観た時は正直音楽が「え、この曲この映画のやつやったんか」
というのとラストシーンぐらいしか印象にない。
あらためて観ると光と影の使い方とか構図もカッコいい。
で、やっぱりあのラストシーン。
あれ原作と全然違うんだよねえ。確か。
一緒にせんで正解。あそこはやっぱりいいなあ、何回観ても。