女番長シリーズ5・東映映画「女番長 感化院脱走」を観る

1973年公開の東映映画。
出演は杉本美樹、渡瀬恒彦、金子信雄など。

あらすじ

オープニングから杉本美樹が追いかけられてる。
結局捕まるのだがなんせ脱走歴7回だったりする。

叶優子とともに逆戻りする羽目になるのだが
相変わらず顔が怖いぞ今井健二教官に
「連帯責任じゃボケェ!」てなもんで生徒全員5日間メシ減らされる。

そりゃ反感かいますわな。

学院長・金子信雄と主任教官・室田日出男。まあいろんな役ようやるわ。
もちろん善人であるわけがなく、生徒数水増ししてやがってバレへんかビクビク。

そんなこと思てるから法務省役人が視察に来る(笑)

もちろん金子大先生はお涙頂戴な話でとりつくろうとするが
腹減ってる連中はそんなこと知ったこっちゃない。

「メシ食わせんかい、ゴルァ!」とばかりに暴走かまして視察どころではなくなる。

あらためて調査団が来ることになるのだが
プンプン金子大先生は半年間の退院予定を取り消しにし、
晩飯は無期限で抜きじゃ、このバカたれが!となる。

当然黙っているはずのない我らが美樹しゃんは
仲間とともに放火で目をそらしといて車盗んで脱走。
ばらばらになって逃亡し、美樹しゃんは
強盗犯の恒さんの車に乗り込みヤリまくる。

またまた追われる美樹しゃん達。
脱走仲間も合流しての警官隊との撃ち合いが始まる――という話。


感想

あのねのねの「赤とんぼの唄」が流れたり
ボニーとクライドですかあんたらは状態になったり
シリーズもあの手この手をいろいろ考えるもんだ。

まあこんなシリーズでも普通にいい俳優が出てたり
するのが東映のいいところというか何でもあり精神というか。
女番長というよりこれじゃ女囚映画じゃねーかという気もするが。

監督は中島貞夫。
それまでの鈴木則文映画とはまた違った感じ。
映画界が斜陽だったとはいえ、それぞれの監督の色が出てた時代。
こういった作品でも連打かませてたんだから、まだまだ撮影所に体力があったのよね。

感化院って今は児童自立支援施設って名称なのか。

正直、親の資格がない人間から子供を離して
機関が責任持って育てるようにした方がいいんじゃないかね。

世の中、血のつながりから起きる殺人の方が多いんだけど。

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