刑事コロンボ42「美食の報酬」を久々に観る

1978年製作の第42弾。
監督は後に「羊たちの沈黙」で大ヒットを飛ばしたジョナサン・デミ。

あらすじ

名の通ったイタリア・レストランのシェフ、
ビットリオが高名な料理評論家のポールを招いた際に
ワインに仕込まれた毒で死んでしまう。
その毒が何の毒か、どうやって仕込まれたか全くわからなかった。
しかしコロンボは一緒に食事をしていたはずのポールが
どこにもよらずまっすぐ殺人現場に来たのを見て彼が犯人と確信する。
なぜならついさっきまで一緒に食事をしていた人間が毒殺されたと知れば
自分も大丈夫かどうか気になるはずだからだ。

捜査を始めるコロンボ。
何軒かの有名レストランが協会を結成し、隠し口座に大金を払っていた。
その口座から金を引き出す謎の女性はポールの秘書の偽名だった。
ビットリオは金の支払いを拒否したがためにポールに殺されたのだ。
毒もフグの毒だとわかり、いよいよ追い詰められたポールは
同じ方法でコロンボを毒殺しようとする。
だが、コロンボはすべてをお見通しだった――という話。


感想

ビットリオ殺しの犯人を追うコロンボに
ロサンゼルス中のシェフがご馳走をふるまってくれるところが面白い。
「この捜査をされている間は、ひもじい思いをさせません」
ビットリオの葬式でシェフの一人がそうコロンボに告げるのだ。

ラストは犯人がコロンボを殺害しようとするシリーズの中でも少ないシーン。
シェフ姿のコロンボも見られれば、タキシード姿のコロンボも見られる。
フグの毒を教えてくれるのは日本人。
しかし、もうちょっとマシな役者連れてきてくれればよかったのに。
ちなみにポールの秘書を演じているシーラ・ダニーズは
ピーター・フォークの2番目の嫁はんである。
シリーズ後半のエピソードの中では割と好きな作品。

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