西村京太郎83「オホーツク殺人ルート」を読む

1984年出版の作品。1990年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。この頃は十津川三橋・亀井愛川コンビ健在。もっともメインはキンキンだったのだが。あらすじ売れっ子脚本家・有末の依頼で北海道へ取材代行へ出向く女子大生の由美とみどり。ところが、無事取材を終えた直後にみどりが行方不明になってしまう。一方、十津川の妻・直子の友人で作詞家の久仁子が失踪したと妹の江美から相談が。やがて久仁子は伊豆で死体となって
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西村京太郎319「しまなみ海道追跡ルート」を読む

2001年出版の作品。映像化はまだなし。あらすじ広島で手広く事業を行い東京進出してきた観光会社の末娘が誘拐された。身代金は5億円。犯人の要求はそれをライバル会社の社長の口座に振り込めという。岡山県牛窓の銀行で5億円を受け取った犯人はモーターボートで逃走。しかし、大型クルーザーと衝突し沈没してしまう。激怒した犯人は今度は6億円をライバル会社の東京支店寮に置けと連絡を入れる。人質が無事に戻ったのを確認
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西村京太郎374「九州新幹線『つばめ』誘拐事件」を読む

2005年出版の作品。誘拐目的に特徴と工夫のある一冊。映像化はまだなし。あらすじ九州新幹線「つばめ」の車内で男の子が誘拐される。犯人は男の子の父親が勤務する製薬会社で開発中のエイズに関する新薬の化学式とサンプルを要求。苦悩の末、父親は犯人の要求通りにする。男の子は無事救出された。しかし、この奇妙な誘拐事件は一度だけでは終わらなかった。容疑者らしき女性が死体で発見されたのを受け捜査に参加する十津川警
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西村京太郎143「札幌駅殺人事件」を読む

1988年出版の作品。渡瀬十津川版の記念すべき第一回作品の原作でもある。1992年にTBSでテレビドラマ化。あらすじ上司のエリート課長。田宮と札幌に駆け落ちしたOLの真代。新しい住居を借り、温泉旅行を楽しみ夢にまで見た新生活が。ところが、2人を追っていた探偵が特急の車内で殺される。さらに札幌にきていた田宮の妻がホテルで殺害され、田宮と真代は指名手配に。そして田宮は謎の失踪を遂げる。真代は田宮の身を
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西村京太郎19「殺人者はオーロラを見た」を久々に読む

1973年出版の作品。アイヌ問題を描いた作品で、登場人物の大学教授・若杉はTBSの月曜ミステリー劇場で冤罪シリーズの主人公としてドラマ化。内容はほぼ関係ないけど。あらすじ沖縄出身の歌手が殺害された。被害者の首には赤いスカーフ、胸には小さな銀色の矢が。捜査が難航する中、捜査本部に殺人事件をなぞったと思われる詩が載った手紙が届く。それはアイヌの叙事詩ユーカラの一節だった。一週間後、第二の殺人が起こり、
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西村京太郎11「汚染海域」を久々に読む

1971年出版の作品。最初に読んだ時はそのストレートさに引いた部分もあったが今読むといろいろ示唆に富んだ内容。あらすじ公害問題で揺れる伊豆で17歳の少女が入水自殺。その少女から救いを求める手紙を受け取りながら、後回しにしていた弁護士の中原は罪の意識を感じ公害問題に取り組もうとする。しかし、目先の利益に走る巨大企業の前には無力。友人の新聞記者、地元で地道に調査を行ってきた高校教師など心の通じるものを
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西村京太郎120「阿蘇殺人ルート」を読む

1987年出版の作品。その年土曜ワイド劇場でテレビドラマ化された。出演は毎度おなじみ三橋十津川。愛川亀井コンビ。山口果林、北村総一朗、紅葉にレオ、鈴木瑞穂、誠直也、三浦真弓など。あらすじ警視庁捜査一課に届いた謎の手紙。内容は「火の国」で人が殺されるとのこと。半信半疑で別の殺人事件の捜査をしていた面々だったがその被害者の自宅から謎の手紙の続きが発見される。一方、月刊誌「旅と人生」の記者土屋は熊本で美
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西村京太郎368・左文字進シリーズ「兇悪な街」を読む

2004年出版の左文字進シリーズ。あらすじ左文字の親友である同業者の川村が射殺される。婚約者もいて幸せになろうとしていた彼はなぜ殺されたのか?川村が引き受けていたと思われる調査を左文字は引き継ぐ。調査の結果、川村は婚約者と違う女と共にいたことがわかる。さらに左文字の妻・史子や川村の婚約者もその女を見たことがあるという。しかし、その女を追った婚約者は失踪、史子は襲われ記憶喪失になるなど前途多難。左文
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西村京太郎64「寝台特急『紀伊』殺人行」を読む

1982年出版の亀井刑事活躍編。なんせ十津川警部は現地に行かない(笑)1984年にザ・サスペンスでテレビドラマ化。あらすじ相次いで両親を亡くし10年ぶりに故郷に帰ってきた中西。彼の家族が地元を追われた理由は中西が10年前に起こしたあるレイプ事件がきっかけだった。しかし、帰郷した彼の周辺には奇妙な出来事が起こる。行く場所行く場所で謎の脅迫状。新宮駅で待ち合わせていた婚約者が失踪。そして迎えに来てくれ
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西村京太郎67「寝台特急あかつき殺人事件」を読む

1983年出版の作品。出版からわずか4カ月後に土曜ワイド劇場でドラマ化。あらすじ大阪で探偵事務所を開いている十津川の元部下・田辺。仕事が少なく困っていたところに50代の女性が依頼が来る。息子が亡くなり散骨するため若い未亡人と寝台特急で佐世保まで行ってくれないかというのだ。楽な依頼と美貌の未亡人だということでうきうきしていた田辺。しかし、そこには黒い罠が待ち受けていた。佐賀と東京で起きた殺人事件の被
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