西村京太郎23「おれたちはブルースしか歌わない」を久々に読む

1975年出版の青春ミステリ。
本格推理ものでもある。映像化はまだなし。

あらすじ

おれたちのバンドが作ったブルース「シンデレラの罠」が
いつの間にか誰かに盗まれ、静岡のラジオで
ヒットチャートを急上昇していることが判明。
頭に来たおれたちは静岡に向かい、メンバーの親戚の旅館に泊まり
犯人探しにひた走るがやがて奇妙な連続殺人事件が勃発。
果たして連続殺人鬼は旅館に滞在する誰なのか?--という展開。


感想

青春ミステリ×本格ミステリといった感じの作品。
作った曲のタイトルが「シンデレラの罠」というのが
ミステリ好きには心憎い話。ジャプリソだったっけ。
時代を反映してコロンボ風味の刑事も登場し
ラストのどんでん返しもありーの、久々に読んだが楽しめる。
その反面、音楽の話はどこ行ったてな感じも受けるし
最初の方の事件との関連性やメンバーの薄さというか
不完全燃焼感もないではない。
ま、もの書きってやっぱり作品を書くことで成長していくのね。

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