西村京太郎145「会津高原殺人事件」を読む

1988年出版の作品。
1994年にTBSで映像化。

あらすじ

隅田公園で血まみれの男が保護された。
男は高沢明という名前であることが判明するが、記憶を失っていた。
会津鬼怒川線開業記念のバッジを持っていたことから
3日前に会津高原で起きた原田あかり刺殺事件との関連を疑う十津川。

しかし、男は入院先の病院から失踪。
そして、芦ノ牧温泉で高沢明と名乗る男が殺される。
十津川達が駆けつけるが殺された男は記憶を失った男とは別人だった。
さらに連続殺人は続く。
いったい高沢明とは何者なのか? 事件の真相は?--という話。


感想

映像化では謎の人物高沢明を阿部寛が演じている。
原作では職業フリーライターだが、映像化ではカメラマン。
また、高沢明を名乗って殺されたのは男ではなく女に変更。
しかも「高沢あきら」という源氏名で原田あかりになってる。
要するに統一。
ていうかそのあとで高沢明の名刺を所持した
新聞記者と刑事が殺されるのでそっちに変更というべきか。

その他、映像化作品ではいろいろ変更点があるが
まあそのほうがすっきりしているような感がある。
中村あずさが演じた橋本ひろ子なんて原作では半分いく前に殺されるけど生きてる。
脚本を書いたのは尊敬する長坂秀佳さん。さすが。
原作に関してはいまいちキレがないというか
だるい部分もあるので、これに関しては映像作品の方がましかな。

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