1978年から1980年まで
コロコロコミックで連載されていたマンガ。
リアルタイムで影響を受けた思い出深い作品。
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あらすじと感想
教師が勝手に成績順でグループ振り分けを作った。
そこで作られたのがドンベグループ。
メンバーは5人。
秀一……短期ですぐケンカをするがめちゃくちゃ強い。興奮するとすぐ鼻血。
ヨシオ…ラーメン屋の息子。たまたまとった45点のテストが唯一の自慢。
ひろ志…気が弱くて周りの足手まといだが本人はまったく気にしていない。
春夫……ハナばかりたらしているからあだ名がハナ坊。
アケミ…紅一点の存在。ちょっとませた女の子。
「笑って泣ける感動ギャグ漫画」というのが当時のウリ。
確かに笑って泣けたんだなこれが。
計算の仕方がわからないから実際に煙突に上って高さ測ったり
離婚しているアケミの父親探しに行ったりとか。
あの時代「ザ・ゴリラ」とか劇画っぽいタッチの絵も
まだまだあったころで、それがかえって現実味があった。
学校は社会の縮図といわれるが、まったくその通りで
あれほど貧富の差とか環境の違いを感じるものはない。
たまにクラスの出し物とかでグループ分けされ
誰かの家に集まったりするわけだが、あれほど嫌なものはない。
だいたい金持ちのやつが家に呼んだりする。
もっとも金持ちといっても今から思えばささやかなもんだが。
おでん屋の娘のところで当時高価だったビデオデッキで
「意地悪ばあさん」見せられたのをいまだに覚えている。
はたまたマンション住んでるやつのところで集まったのも覚えている。
こっちは長屋住まいで銭湯に通って風呂上がりのコーヒー牛乳を
楽しみにしているような小学生だったのにね。
はたまたおつかいでコロッケ30円を買いにいってたとかそんなのばかり。
しかしまあ、だからといって「金がすべてだ」みたいな風にはならんかった。
時代はまさに「金こそすべて」みたいな感じで動いていたのにね。
その背景にはこうしたマンガの影響があったかな。
いいマンガを読めた時代だと思う。
もっとも、もうちょっと金にこだわってりゃ
よかったかいなという気がせんでもないが。