西村京太郎143「札幌駅殺人事件」を読む

1988年出版の作品。
渡瀬十津川版の記念すべき第一回作品の原作でもある。
1992年にTBSでテレビドラマ化。

あらすじ

上司のエリート課長。田宮と札幌に駆け落ちしたOLの真代。
新しい住居を借り、温泉旅行を楽しみ夢にまで見た新生活が。
ところが、2人を追っていた探偵が特急の車内で殺される。
さらに札幌にきていた田宮の妻がホテルで殺害され、田宮と真代は指名手配に。
そして田宮は謎の失踪を遂げる。
真代は田宮の身を案じるが、そこに謎の女弁護士が現れる。
やがて事件は急展開――。十津川警部は犯人の罠を見破れるのか?--という話。

 

感想 

正直ミステリを読みなれた人間なら真犯人はすぐわかる。
こいつ犯人だろと思いながらどうやって解き明かしていくのか
という部分を楽しみながら読むのも一興。
映像化された際は純粋な真代を君島ブランドじゃなかった
吉川十和子が演じている。まあ髪型が時代を表している。
プレイボーイ田宮は金田賢一。決してデューク刑事ではない。
北海道警の三浦警部は原田大二郎。どうせなら関谷警部補にすりゃよかったのに。
さらにその部下にある意味今をときめく船越英一郎。
この頃に戻りたいだろうねえ。

時の流れを感じながら映像化作品を観て
原作も楽しみたい作品。

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