1967年初刊の近松茂道シリーズ初の長編作。
表題作のほか、「殺人へのよろめき」「殺意の審判」の2短編を収録。
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深夜、名神高速で商事会社社長・安川が事故死した。
その心労から妻が病死した後、
安川の娘・沢本志津子が何者かに絞殺された。
捜査にあたった山口警部は社内の複雑な状況に戸惑いながら、
容疑者と思われる人間でただ一人アリバイの無かった社長秘書・関口友子を逮捕する。
しかし、神戸地検の近松検事は一歩ずつ事件の真相に近づいていく――という話。
感想
最初は「?」と思ったけど、結構ひねりの効いた作品。
なるほどねえ、こういう持っていき方もあったのね。
なかなか近松検事が出てこんから、鬼貫警部ですかアンタはと思ったけど。
どんでん返しは好みが分かれるかもしれんねえ。
嫌いじゃないけどね、こういうの。
これをアンフェア言い出すとキリがない気がする。
映像化してないのは飛行機の関係なのかな。
昔は夜行便ってあったから。
短編2つはまあ・・・
「殺人へのよろめき」の出だしは面白いかな。
高木彬光さんは全部読んだわけじゃないけど長編の方が面白いような。
初期の大前田英策とかちょっとなあ・・・ってのもある。
ま、いろいろ読んでみよ。