1970年出版の長編ハードボイルド。
同年にテレビドラマ化。連ドラだったのね。
出演は芦田伸介、田村正和、加賀まりこ、水野久美など。
脚本は倉本聰。なかなか豪華なメンバーじゃないの。
DVD出してくれんかねえ。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
終戦直前に特攻隊の出撃命令を任務で伝えたことで
何人かの若者を死に追いやってしまった傷痕を胸に秘め、
今は横浜の歓楽街でクラブ経営者として過ごしている泉一。
かつての上司や部下が変貌を遂げる中、
泉はかたくなに自分の生き方を守っていく。
だが、しがらみの中、彼は暴力団との抗争に巻き込まれることに――という話。
感想
三人称ハードボイルドの傑作。
主人公・泉だけでなくメインとなる人物たちのキャラがいい。
なかでもクラブマネージャー・五代が抜群にカッコいい。
加えて舞台設定が港町&横浜。
やはりそこには独特の香りがある。
感傷に流されるのではなく、現実を活きる力。
そういうハードボイルドが書けたらいいなあ。
しかしドラマ観てみたいなあこれ……