医学サスペンス・門田泰明「大病院が震える日」を読む

1981年出版の長編医学サスペンス。
同年に火曜サスペンス劇場でテレビドラマ化。
出演は加山雄三、芦田伸介、加賀まりこ、吉沢京子など。

あらすじ

日本一の医療法人を目指し、利益拡大に驀進する男、現台宗八郎。
宗八郎の辣腕によって、医療法人誠心会は大きく伸びるがそのワンマンぶりに問題が。

実の子でありながら宗八郎の営利主義に立ち向かう外科部長・村瀬信彦。
村瀬の異母弟である現台尚治は脳力にも品格にも劣るが、宗八郎の後継を狙っている。

そこに関西の医療法人の東京進出が絡み、さらに一人の看護師の愛を巡り
尚治は村瀬の追い落としを策略していく。

一方的な憎悪による骨肉の争いの中、宗八郎が突如倒れる――という話。


感想

少々古臭い気もするが、なかなか面白い話。
医療の荒廃に関する本質的な部分であったり、今日でも普遍的なものがある。

ラストもなかなか決まっているし、溜飲が下がる部分もある。
ドラマはなかなか見る機会がないからわからないけど、
たぶん村瀬が加山雄三なんだろうがちょっと違うかなあ。

芦田伸介の宗八郎はまあマシかなとは思うけど。もうちょっとゴツイ方がいいけど。
吉沢京子は看護師なんだろうけど、加賀まりこの役は誰だろうな。
そのあたり機会があれば見比べてみたい。

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