ドラマ原作・笹沢左保「結婚って何さ」を読む

1960年発表の初期を代表する作品のうちの一つ。
1962年に単発ドラマ、1973年と連ドラ化され、
1986年には土曜ワイド劇場と3回映像化されている。

あらすじ

真弓は某石油会社東京支店の臨時雇い。
フラれた逆恨みで難癖をつける係長にキレて会社を辞める。

その真弓に呼応して、友人の三枝子も会社を飛び出す。
憂さ晴らしに飲みまくった二人は三軒目のバーで男と意気投合。

その男も仕事をやめたばかりとのことで、
少しだけ期待もしながら3人で旅館に泊まることに。

何事もなく少しがっかりして翌朝起きた
真弓と三枝子が見たのは男の死体だった。

二人は指名手配され逃亡する羽目に。
部屋は密室状態、圧倒的に不利な状況の中、
三枝子が誤って事故死し、真弓はさらに窮地に。

その時、真弓に一筋の光明をもたらす男が現れた――という話。


感想

何といっても真弓のキャラがいい。
タイトルの「結婚って何さ」というのは、
一見イマイチの感じがするが最後まで読むと味わい深い。

1973年ドラマ版は「男と女と」のタイトルで
日テレの「火曜日の女」シリーズなんだねえ。
企画は後に火サスのプロデューサーやる人だよね、確か。

范文雀、村野武範ってコンビが時代を感じる。
追記:観てないけどDVDは出ているみたい。

1986年土曜ワイド劇場は「結婚って何さ殺人事件」のタイトル。
わざわざ殺人事件つけんでもわかるだろうに。

出演はまだ「なぎなぎ」と呼ばれていない片平なぎさ。
他には「マー姉ちゃん」熊谷真実、大和田獏、萩尾みどり、
名古屋章、西田健。

ザ・80年代。出演者見るだけで何となく内容の想像がつく(笑)

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