第49回江戸川乱歩賞受賞作「翳りゆく夏」を久々に読む

2003年出版の第49回江戸川乱歩賞受賞作。
2015年にWOWOWで渡部篤郎主演で連ドラ化された。

あらすじ

二年前のある出来事で社会部を追われ窓際社員となった梶。
その梶が、再び浮上のきっかけをつかめるかもしれない事態が。

週刊誌がスクープした「誘拐犯の娘が新聞記者に内定」。
そんなことがあるわけがないと、社名を受けて
梶は20年前の新生児誘拐事件の再捜査を開始する。

退職刑事の捜査ノートを基に孤独な調査に乗り出す梶。
犯人の周辺や被害者、病院関係者たちを取材していく。

彼が辿り着いた真実とは――という話。


感想

地味と言えば地味なのだが、読ませてくれるのは
著者の経歴にあるマスコミ内部のリアリティのせいか。

WOWOWで映像化されたようだが、
単発ドラマにするのはもったいない題材かも。

連ドラにした方がいろいろ描けますわな。

それに受賞当時より今の方が読んでて
時代に合ってるんちゃうかなとも思う。

男くさい作品が減ってるせいかな。
記者魂と男の美学が感じられる作品。

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