1978年出版の作品。
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あらすじ
プロダイバーの出雲は旅行に出た愛する妻子の
帰りを待ちわびていた。
その頃、佐渡を飛び立ったセスナが行方不明に。
セスナには銀行頭取を含め5人が乗っていた。
妻子が遭難したセスナに同乗した可能性を疑った
出雲は佐渡に向かう。
奇跡的に遭難者全員が救出されたが
その中に出雲の妻子の姿はなかった――。
愛する妻と子はどこに消えたのか?
同僚の中谷の協力もあって調べまわる
出雲の身に殺し屋が襲い掛かる――という展開。
感想
評価のなかなか難しい作品。
最初の方は出雲より中谷の方に魅力を感じるし、
途中から復讐の美学というところでそれあり?と思わんこともない。
このあたりは大藪春彦さんの方がしっくりくる。
ていうかここまで伸ばさんでもええんちゃうかという内容。
もっと削ってシンプルに話をまとめた方がよかったのでは。
ラストは悪くないだけになんかもったいない作品。
しかし、よくこんなの書けるねえ……