西村京太郎140「釧路・網走殺人ルート」を読む

1988年出版の作品。
2016年に土曜ワイド劇場で映像化。
その時は「釧路・帯広殺人ルート」だった。

あらすじ

会社の金1億円を持ち出した古谷。
北海道に逃走しようと愛人と待ち合わせるが
その愛人は寝台急行の車内で殺されていた。

さらに特に関わりのない同僚女社員も殺され
古谷は横領犯だけでなく殺人犯となってしまう。

北海道に何とか渡った古谷だが
謎の男に脅迫され更なる殺人の容疑までかけられる。

事件の背後にいったい何があるのか?
二転三転する展開の中、十津川警部が掴んだ真相とは――という話。


感想

評価の難しい作品。
予想を裏切る展開も多いが、わからんなあと言う気もする。

なんせ古谷視点の話が当初は圧倒的に多いし
一つ一つの事件の有機的な繋がりが薄く感じられる。

会社の派閥争いみたいなところに
事件との繋がりというか背景を持たせるなら
もっと他のやり方を取った方がよかったかも。

映像作品では古谷は女性に変更。
ゲストは真中瞳じゃなかった東風万智子、
高橋ひとみ、夏樹陽子、小木茂光、矢吹春奈など結構豪華。

スペシャル版だったのね。観てないけど。

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