ドラマ原作・西村京太郎347「熱海・湯河原殺人事件」を読む

2003年出版の作品。
2012年にTBSでテレビドラマ化。

あらすじ

殺人罪で6年の刑期を終え出所した小早川。
熱海・湯河原の町で知られた悪だった彼の帰郷に
眉をひそめる者、古傷を探られないかビクビクする者続出。
平穏な温泉街に緊張が走る。

小早川は奥湯河原の高級旅館に逗留。
芸者の小雪に同じく芸者だった雪乃が死んだことを告げられる。
かつて自分が住んでいた部屋を訪れ、雑誌記者の立花亜矢と知り合う小早川。

小早川は雪乃の追悼会を企画し、
地元の名士たちに招待状を送るが小雪と亜矢だけが来る。
開始時刻が迫る中、湯河原に住む会計士が
何者かに射殺され会場に転がり込んできた。
それは奇妙な連続殺人事件の幕開けだった――という話。


感想

タイプ的には「函館駅殺人事件」が近い感じ。

十津川警部と亀井刑事の関りは
東京で起きた幼女誘拐事件の容疑者として小早川をマークしていること。

基本的に小早川の話で進んでいき、十津川達はメインとは言えない。

このあたりクリアせんと映像化にならんので
冒頭に誘拐事件をもってきている。
小早川が防犯カメラに写ってるのはどうなのか。

原作では小早川が殺害したという事件は
地元の名士が集まるクラブのママを殺したというものだったが
ドラマでは自分の妻を殺害したことになっている。

その他、亜矢が実はクラブのママの妹だったとかが異なる。
地元警察の扱いはドラマの方がええかもしれんけど。

ゲストは若林豪、加藤雅也、仁藤優子、水野久美、小沢真珠など。

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