西村京太郎413「日光・鬼怒川殺人ルート」を読む

2007年出版の作品。
2008年土曜ワイド劇場で映像化。

あらすじ

東武浅草駅構内のコインロッカーから発見された謎の骨壺。
俗名が書かれた位牌と列車の名前が書かれた殺人予告が入っていた。

十津川警部と亀井は対策を協議し、
予告日の特急列車を監視するも犯行は行われた。

殺害されたのは有名なミュージシャンでありデザイナーでもある男。

胸のポケットには藤村操の遺書の一部が。

続いて上野駅のコインロッカーから同様のものが見つかる。
そして警戒される中、カシオペアのスイートルームで殺人が。

殺されたのは有名なサイコセラピスト。

十津川と亀井は捜査の結果、被害者のある共通点に気付く。
しかし、3人目の殺人が行われようとしていた。
十津川と亀井は犯人を捕まえることができるのか――という話。


感想

タイプ的に当てはまるというか連想したのは「恐怖の金曜日」。
しかし、その完成度はだいぶ差がある。

なんぼなんでもセリフで語らせすぎだろ、おいおいと思ってしまう。

しかしまあ、個人情報保護法がある現在、
こういう犯罪も起きる可能性はあるわなって気はする。
そのあたりさすがの目の付け所。

映像化作品ではキンキン亀井とレオ西本が
違う捜査で出向いた浅草で骨壺を発見する。

ポケットから見つかるのは
藤村操の遺書ではなく日光東照宮の三猿の写真。

「見ざる、聞かざる、言わざる」ってやつね。

まあそのほうがいいような感じもする。

ゲストは有森也実、渋谷琴乃、中島宏海など。

中島宏海って「愛という名のもとに」をすぐ連想する。
ちょうど26年前の1月クールでしたな。
月日の流れは早い。全然関係ないけど(笑)

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