西村京太郎151「伊豆の海に消えた女」を読む

1988年出版の作品。
2002年にTBS,2010年に土曜ワイド劇場で映像化。

あらすじ

南青山の高級マンションで青年実業家が殺された。
十津川警部たちの捜査の結果、5人の女の容疑者が浮上。
しかし、その中で有力な容疑者と思われた
モデルの片山みゆきが伊豆下田に向かったまま失踪。
その後、石廊崎から身を投げたらしく水死体で発見される。
さらに女の一人が天城峠で殺害され、
みゆきとともに伊豆下田に向かった青年も殺害され
謎の連続殺人が続く中、十津川警部の推理は――という話。


感想

謎が謎を呼ぶ連続殺人、そして過去の事件が絡んでくる展開が魅力。
やっぱりこの頃は仕掛けがしっかりしているというか
あっさりしていないのがいいところ。
後々の作品って結構あっさりしているのが目につく場合がある。
ただ、この作品の場合はたぶんこうなるだろうというのは
ある程度見当がつくと言えばつくかなあ。

原作では5年前の事件が伊豆での出来事の背景なのだが
TBS版では15年前となり時効を迎えた過去の事件となっている。
こちらのゲストは有森也実、喜多嶋舞、大鶴義丹など。

テレビ朝日版は井上和香、宮本真希、今井雅之などがゲスト。
2時間半のスペシャル版として映像化されている。
どっちも観たんだろうけど、覚えていないなあ。
なかなか原作通りの設定と展開にならんのよねえ。
いくら小説と映像の違いがあるとはいえ、
もうちょっとどうにかならんかいなと思う時がある。
だいたい、小説の方がいい場合が多い。
それも好き好きだけど。

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